数百年にもおよぶ吸血鬼（ヴァンパイア）と狼男（ライカン）の争いを描き、吸血鬼（ヴァンパイア）の処刑人セリーンの活躍を描いた作品。
まず吸血鬼（ヴァンパイア）と狼男（ライカン）の派閥が互いに争いを続けている世界観が特徴的。
お互い闇の住人としてモンスター映画が作られるほどの人気の２種族がお互いの存在をかけて戦いあっています。
劇中の戦闘シーンは息をのむ迫力。
そして、そんなモンスターに引けをとらないのが、ケイト・ベッキンセイル演じる主人公のセリーン。
そんな主人公セリーンの活躍とぶ吸血鬼（ヴァンパイア）と狼男（ライカン）の争いを描いた映画『アンダーワールド』の魅力を紹介していきます。
作品：アンダーワールド
公開：2003年公開
監督：レン・ワイズマン
キャスト：ケイト・ベッキンセイル、マイケル・シーン 他
美女が活躍するアクション映画『アンダーワールド』のあらすじ
はるか昔、アレクサンドル・コルヴィナスの息子の１人はコウモリに噛まれ、吸血鬼（ヴァンパイア）に、もう１人の息子は狼に噛まれ、狼男（ライカン）となった。
その後、２つの種族は数百年にわたり、互いの種族をかけた争いを繰り広げてきた。
幼いころ狼男（ライカン）に両親を殺されて吸血鬼（ヴァンパイア）の処刑人となったセリーンはいつものように狼男（ライカン）を狩っていた。
しかし、不審な行動をとる狼男（ライカン）に疑問をもったセリーンが現場を調べるとマイケルという人間の青年を追っていた事実を知る。
手がかりを求めてマイケルの住むアパートを訪れたセリーンは狼男（ライカン）に襲われていたマイケルを助けてしまう。
狼男（ライカン）はなぜ必要にマイケルを追うのか。
セリーンは謎を解明するため長い眠りについていた吸血鬼（ヴァンパイア）の長老ビクターを起こす。
一連の騒動には吸血鬼（ヴァンパイア）と狼男（ライカン）の両種族の長年の秘密が隠されていた…。
美女が活躍するアクション映画『アンダーワールド』おすすめの見どころ
吸血鬼（ヴァンパイア）と狼男（ライカン）の数百年にもおよぶ壮大な戦いの歴史
この映画の主軸となるのが、吸血鬼（ヴァンパイア）と狼男（ライカン）の２種族の争いです。
はるか昔に兄弟であった２人がそれぞれコウモリと狼に噛まれたことから突然変異を起こし、数百年にも渡って争いが繰り広げられているというゴシックホラー的要素がベース。
このゴシックな世界観を出すため、作品全体の色調がブルーに統一されているところにもこだわりが観られる作品です。
吸血鬼（ヴァンパイア）は超人的な身体能力を持つが日光には弱い。
一方で狼男（ライカン）は感情が高ぶると狼男になり、強靭な身体と俊敏性を手に入れますが、銀に弱い。
という吸血鬼（ヴァンパイア）と狼男（ライカン）はそれぞれで長所と短所を合わせ持っています。
お互いの能力を使った戦闘シーンは迫力があり、見どころのひとつですが、物語が進むにつれてなぜこの２種族が争っているのかが明らかになります。
戦闘だけでは無く、物語の背景が徐々に明らかになっていくこのつくりも魅力のひとつです。
美しすぎる吸血鬼（ヴァンパイア）の処刑人セリーンの魅力
月夜をバックに黒のロングコートとレザースーツを身にまとい、狼男（ライカン）たちを次々と処刑していくセリーン。
映画の冒頭から彼女の迫力あるアクションシーンが満載に描かれていて、つかみの部分ですでにその格好よさにやられてしまうこと間違いなしです。
クールで何事にも動じない性格のセリーンですが、終盤のすべての謎が明らかになるシーンでは演じているケイト・ベッキンセイルの感情の表現がすばらしいの一言。
物語は続く「アンダーワールド」シリーズが面白すぎる
アンダーワールドはヒットしたことで、シリーズ化されて2019年現在までにこの作品を入れて５作の作品が作られています。
・アンダーワールド (2003年公開)
・アンダーワールド: エボリューション(2006年公開)
・アンダーワールド ビギンズ(2009年公開)
・アンダーワールド 覚醒(2012年公開)
・アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2016年公開)
セリーンのその後を描いている続編のほか、吸血鬼（ヴァンパイア）と狼男（ライカン）の争いが激化する決定的となった事件を描いた過去の話も作られています。
アンダーワールドを観て、世界観に興味をもったかたは他のシリーズ作品も合わせて観ると面白さが倍増しますよ。
美女が活躍するアクション映画『アンダーワールド』はモンスター映画をかっこよく仕立て直した傑作
吸血鬼や狼男といったモンスターをメインとした映画は数々存在していましたが、『アンダーワールド』ではそれらの設定を一新。
それぞれの怪物たちはウイルスが原因で誕生したというものとなっています。
現代を舞台に遺伝子工学の内容も踏まえて、存在に対するリアルさを作品に与えています。
そのプラスした表現が単調な怪物映画にはない重要なものとなっています。
そしてそこに主人公セリーンの魅力あるれるキャラクターが加わり、今までにないモンスター映画として構築されています。
ゴシックホラージャンルが好きなかただけではなく、アクションもバランスよくまとまっている作品ですので、従来のアクションが好きなかたにもおすすめの１本です。
